スタッフブログ
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カセットテープからCDへダビング
2018-02-16
ネジなしケース
テープ救出のため穴をあけました
スプライシングテープで補修
編集ソフト Pro Tools
こんにちは。
アイソトープス 音響担当の玉城です。
今回はカセットテープの補修とCDへのダビングです。
当初、お客様のご依頼は
「切れたテープをつないで欲しい」
でした。
お気に入りの曲が録音されていて、何度も聞いている
ようですので、今回つないでもまた別の部分が切れる
可能性がある事を説明し、CDにダビングする事にしま
した。
まずは、切れた先端が中に引っ込んでいるので外に出さな
いといけないのですが、見てみるとネジを外して分解で
きるタイプではありません。
超音波溶着で前後のプラスチック自体がくっついている
タイプです。
無理に分解すると変形や破損で再生デッキに入らなく
なってしまうリスクがあるので、考えました。
穴をあけてピンセットでテープを外まで誘導する
方法です。
幸いな事に切れているのは録音された部分ではなく、
リーダー(透明部分)の途中だったので音に影響なく
助かりました。
もし根元から切れていたら移植手術が必要になるところです。
補修用のスプライシングテープでつなげて修復完了
次はダビングです。
アイソトープスではダビングの際、一度パソコンの
編集ソフトを通して仕上げます。
ビデオテープからDVDへのダビングも同様です。
音声のダビングの場合、レコーディングスタジオや
ミュージシャンにも多く使われている「Pro Tools」
を使用しています。
セットテープへの録音レベル(音量)が小さいい物や
ノイズが大きい場合などが多々あるので、ある程度
聞きやすく加工してお客様にお渡ししています。
舞踊などの発表会で使用する音源がノイズだらけだと
観客も嫌な思いをする事もあるので、このサービスは
とても喜ばれています。
ではまた…
